2018-09-21 14:52:13
人相は確実に顔に出るわ。
形やバランスが美しいと、もてはやされがちな今日この頃だけれど、
細胞の分子レベルにその人の人生に関する情報が、見事に転記されて、
それは、恥ずかしいけれど、隠しようもないわ。
私は、人の顔を見るとき、表面的なものだけではなく、
その人のオーラとか、雰囲気とか、好感度とか、そういう次元で見ることにしているの。
目だけが感覚器官じゃないわ。
なんだかわからないけれど、感覚的に伝わる人柄っていうものもあるはずよ。
第六感とでもいうのかしらねえ。
話していて快いとか、思いやりがあるとか、
なんとなく落ち着く雰囲気とか、優しい人柄とか、美徳はいろいろあるわよ。
「見た目」も、人生が積もり積もれば、そういった分子レベルの影響を受けて、
美しい心の人は、たとえ形がそれほど美しくなくっても、なんだか美しい、って風になるはずよ。
あと、あんまり「美しい」かどうかにこだわってないことも、自然な美しさの条件の一つよ。
「美しい」かどうにこだわりすぎている、
または「美しい」ことを自慢しすぎている人からは(そのほとんどが表面的なんだけど)、
自意識オーラがプーンとかピーンって出ていて、
敏感な人だったら、見ただけで「うっ」ってなってしまうわけ。
やっぱり自然な心の美しさが大事ね。
いずれにしても、人相って、隠しようのない、
まるで、銭湯のすっ裸を見ているような、面白いものよ。
筆者:有閑婆