2018-12-13 11:38:37
最近、「無駄にプライドの高い人の末路」という記事を読んだわ。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181211-00254044-toyo-bus_all
これって、私も耳が痛いところ。
なまじ、お金があるものだから、老いるということについて、ものすごく否定的な考えをもってきたわ。
若作りにかけてきた費用も半端じゃなかった。
でも、ある日、溢れるような無邪気な笑顔の皺だらけの老人の写真を見たの。
そこには、私にはないものが写っていたわ。
私がヒステリックにお金を浪費しながら求めてきたもの、本当に欲しかったものは、
見栄っ張りな若作りの欲張り人生じゃなくて、
自然に身を任せて生きて、
何の屈託もない、こんな幸せな表情になれるような人生だったんだって、
その時、やっとわかったの。
周囲からの愛情を一身に受ける幸せと、その大前提となる、周囲からの信頼。
これが、私にはなかったのね、ってわかったわ。
私は、見栄を張って格好ばかり付けた挙句、他人の信頼を損ねるようなことばかりしてきたし、
そのうち、そういう人達か、お義理の人達しか、私に付き合ってくれなくなって、
気が付いたら、本当の愛情に囲まれていなかったってわけ。
なぜだか分からないけれど、好き放題に生きてきたのに、いつも不幸で不機嫌だった私。
ホラー映画だって、いつだって、結局は、怖い主人公の不幸な過去が暴かれるでしょ。
本当の愛情がないと、人はネガティブ思考になって、遂には怖い人格になるのよ、多分、、。
でも、その境遇を作り出した責任は、本人にもあるわよね。
好き放題がやめられなかったというのは、私にとって、相当な不運ではあるけれど。
でも、不運が積み重なっていたとしても、誰かに責任を擦り付けたり、文句を言ったりはできないわ。
そんなふうに、これまで、散々人を裏切っておきながら、
今さら、初心で純情な人に愛情を乞うても、到底無理な話よね。
だから、前科のある者同士で、気持ちを新たに、やり直すことにしたの。
確かに、これまでのマイナスが大き過ぎて、挽回が大変だけれど。
でも、老いることに対する気持ちも変わったわ。
死ぬときに、本当に満足だったと思えるような、周囲からの信頼と愛情、、、、、。
これが、これまで欲張りだった私が、今、一番欲しいと思っているものなの。
筆者:有閑婆